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新潟観光「スキー以外」の楽しみ方〜地元民目線で春夏秋冬まとめました

新潟観光「スキー以外」の楽しみ方〜地元民目線で春夏秋冬まとめました

はじめまして。新潟市出身・在住のWebライター、田中みのりです。県内各地を自ら取材しながら、10年以上「地元民目線のリアルな新潟」を発信し続けています。

「新潟って、スキーしか楽しみないよね?」

旅行好きの友人から、何度このセリフを言われたことか(笑)。そのたびに「違う、全然違う!」と叫んでいる私です。確かに、新潟はスキー場の数が全国トップクラスの”スキー王国”です。でも、私たち地元民にとって新潟の魅力はスキーだけでは語れません。春は美しい桜と神社、夏は抜群の透明度を誇る海と大地のアート、秋は心が震えるほどの紅葉と絶景の棚田、そして冬は温泉や雪まつり、と1年中楽しみがあふれています。

この記事では、新潟に住んで10年以上の私が、季節ごとにとっておきのスポットをまとめてご紹介します。スキーを目的に来たことはあるけれど、それ以外はあまり知らない……という方にこそ、読んでほしい内容です。旅の計画を立てる際の参考に、ぜひ最後までお付き合いください。

新潟はスキーだけじゃない!春の彌彦神社・桜から、夏の清津峡アート、秋の星峠棚田、冬の白鳥・温泉まで、四季折々の絶景と絶品グルメが一年中楽しめます。

春の新潟:桜と神社と芽吹きの季節

越後一宮「彌彦神社」で、2400年の歴史に触れる

新潟の春といえば、まず外せないのが弥彦村の「彌彦神社(やひこじんじゃ)」です。創建から2400年以上の歴史を持ち、「おやひこさま」として地元の人々に深く愛されてきた越後一宮。初詣には毎年20万人以上の参拝者が訪れるほどの存在感があります。

御祭神は天照大神の曾孫にあたる天香山命(あめのかごやまのみこと)。祭神と妃神の仲睦まじさから縁結びのご利益があるとされ、カップルや恋愛成就を願う方にも人気のパワースポットです。

ひとつ覚えておいてほしいのが参拝の作法。一般的な神社は「2礼2拍手1礼」ですが、彌彦神社は「2礼4拍手1礼」と独特の作法があります。より丁重に御神前を拝する心を表しているとされ、地元民でも初めて知ったときは驚くポイントです。

境内には樹林に覆われた鎮守の森があり、四季を通じた森林浴も楽しめます。また神社から徒歩10分ほどのところにある弥彦山ロープウェイに乗れば、越後平野を一望できる山頂まで約5分の空中散歩が楽しめます。山頂の奥宮・御神廟付近からは日本海や佐渡島を望める絶景が待っています。

弥彦公園で桜と紅葉を楽しむ

彌彦神社の外苑にある「弥彦公園」は、約4万坪(約13万㎡)の広さを誇る自然豊かな公園です。春は桜の名所として、秋は紅葉の名所として、地元民が年間を通じて足を運ぶお気に入りの場所のひとつです。

  • ソメイヨシノ・八重桜など約1,000本の桜が植わり、例年4月上旬〜下旬が見ごろ
  • 桜の開花期間中は夜間ライトアップ(18:00〜21:00)も実施
  • 公園内の「もみじ谷」は秋の紅葉の名所として知られ、2023年には「日本夜景遺産」にも登録

春のライトアップ期間中は、朱色に照らされた桜が幻想的な雰囲気を演出してくれます。昼と夜で全く違う表情を楽しめるのが弥彦公園の魅力です。

チューリップ畑で春の新潟を満喫する

新潟の春を象徴するもうひとつの花が「チューリップ」です。新潟市内には色とりどりのチューリップ畑がいくつか点在しており、春の風物詩として多くの観光客が訪れます。

なかでも「いくとぴあ食花」のキラキラガーデンや、「道の駅 新潟ふるさと村」のチューリップ畑(33品種・約50,000本)は、春の新潟を象徴する景色として地元でも有名です。菜の花とのコラボレーションが楽しめる時期は特に見栄えがよく、写真映えも抜群です。

夏の新潟:海と絶景とアートの季節

笹川流れで日本屈指の透明度の海を体感する

新潟の海といえば、村上市にある「笹川流れ」が圧倒的おすすめです。「川」という名前が付いていますが、実際は村上市の鳥越山から狐崎まで約11kmにわたって続く海岸線のこと。国の名勝・天然記念物にも指定されている景勝地で、荒波による浸食が生んだ奇岩や洞窟が連なる絶景が楽しめます。

眼鏡岩、恐竜岩、屏風岩といった個性的な奇岩が並ぶ海岸線は、日本屈指の透明度を誇り、エメラルドグリーンの海が広がります。「日本海にこんなにきれいな海があるの!?」と驚く声が後を絶ちません。

  • 海岸線沿いのドライブコースとして楽しむのもよし
  • 遊覧船(大人1,000円・子ども500円)で海側から奇岩を眺めるのもおすすめ
  • 夏季は笹川海水浴場が開設され、海水浴も楽しめる(2025年は7/19〜8/24)

道の駅「笹川流れ 夕日会館」では、岩ガキ(夏が旬!)や海鮮グルメ、日本海の塩ソフトクリームなどご当地グルメも充実しています。ドライブの途中にぜひ立ち寄ってみてください。

清津峡「Tunnel of Light」でアートと自然を同時体験

日本三大峡谷(黒部峡谷・大杉谷・清津峡)のひとつ「清津峡」は、十日町市にある圧巻の峡谷です。川を挟んで切り立つ巨大な岩壁が作り出すV字形の大峡谷は、国の名勝・天然記念物にも指定されています。

なかでも近年、SNSで爆発的に話題となっているのが「清津峡渓谷トンネル(Tunnel of Light)」です。2018年の大地の芸術祭にて、中国の建築家集団・MADアーキテクツによってトンネル内部がアート作品として大幅リニューアルされ、今や新潟観光のアイコン的存在になっています。

トンネルの終着点には水盤が設けられており、水面に映し出される峡谷の景色が唯一無二のフォトジェニックスポットとして人気です。夏場のトンネル内は平均気温20℃〜24℃と涼しく、真夏でもひんやりとした風が吹き抜ける快適な観光スポットでもあります。

2025年よりシーズン料金制が導入されており、ハイシーズン(4月21日〜11月20日)とオフシーズン(11月21日〜4月20日)で入坑料が異なります。混雑が予想される日は事前予約が必要な場合もあるため、公式サイトでの確認をおすすめします。

大地の芸術祭で里山アートの旅を楽しむ

十日町市・津南町を舞台に広がる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、約760㎢の広大な里山に100点以上のアート作品が点在する、世界最大級の国際野外芸術祭です。

清津峡渓谷トンネルもこの芸術祭の作品のひとつ。廃校を活用した作品や棚田を活かした野外インスタレーションなど、里山の原風景と現代アートが融合した唯一無二の体験ができます。十日町駅から徒歩10分の距離にある「越後妻有里山現代美術館 MonET」は、国内外の著名アーティストの常設作品が展示された中心的な施設です。

大地の芸術祭の通年プログラム「越後妻有 2025 夏秋」は、2025年7月19日(土)〜11月9日(日)の期間で開催されました(2026年の開催情報は随時確認してください)。

共通チケット(一般2,500円・小中学生1,000円)を購入すれば、清津峡渓谷トンネルの事前予約不要で入坑できるほか、複数の施設を割引価格で楽しめます。

長岡まつり大花火大会は一生に一度は見るべき体験

新潟といえば、花火大会も見逃せません。日本三大花火のひとつ「長岡まつり大花火大会」は、長岡市の信濃川河川敷で毎年8月2日・3日の2日間開催される日本屈指の花火大会です(2026年も同日程で予定)。

最大の見どころは、直径約650mもの大輪の華を咲かせる「正三尺玉」と、打ち上げ幅約2kmに及ぶ「復興祈願花火フェニックス」。両岸の観覧席を覆い尽くすほどの圧倒的なスケールで、観衆を別世界へと連れて行きます。

花火大会に歴史的な背景があることも、地元民として伝えたいことのひとつです。昭和20年8月1日の長岡空襲で命を落とした方々への慰霊と復興への願いから始まったこのお祭り。白一色の花火「白菊」が打ち上がる夜10時30分は、市内の寺院で慰霊の鐘が鳴り響きます。美しい花火を見ながら、平和への想いも胸に刻んでもらえたら嬉しいです。

なお、長岡市の観光情報については長岡観光ナビ公式サイトが詳しいので、旅行前にチェックしてみてください。

秋の新潟:紅葉と棚田と食欲の季節

星峠の棚田で奇跡の朝景を見る

新潟県十日町市にある「星峠の棚田」は、カメラマンや写真愛好家が全国から押し寄せる、知る人ぞ知る絶景スポットです。斜面に広がる約200枚の棚田が作り出す景観は、まさに日本の原風景そのもの。

ベストシーズンは雪が解ける3月末〜6月と、10〜11月頃。この時期には棚田に水が張られ、朝日や夕日を反射する神秘的な景色が広がります。早朝に気象条件が整えば、棚田の間に雲海が生まれることもあり、その景色はまさに絶景のひとことです。

ただし、棚田は地域の方が大切に守り続けている私有地。田畑への立ち入りや、ごみを捨てるなどのマナー違反は絶対にNGです。地元民として、そこだけはどうかお願いします。

弥彦公園もみじ谷ライトアップで夜の紅葉を堪能する

春の桜でご紹介した弥彦公園は、秋の紅葉でも見逃せないスポットです。なかでも「もみじ谷」は、朱色に塗られた観月橋と燃えるような紅葉が織りなす景色で知られており、池に映し出される「逆さ紅葉」は圧巻の美しさです。2023年に「日本夜景遺産」に登録された秋のライトアップは、例年10月31日〜11月30日頃に開催されており、幻想的な雰囲気の中で紅葉を楽しめます。

燕三条の「工場の祭典」でものづくり体験

新潟の秋のイベントとして、地元民が誇りを持っておすすめしたいのが「燕三条 工場の祭典」です。金属加工で世界に名を轟かせる燕三条エリアで、毎年10月上旬の4日間にわたって開催されます(2025年は10月2日〜5日)。

100以上の工場や企業がオープンファクトリーとして参加し、普段は見られない製造現場の見学、職人による技の実演、ものづくり体験が楽しめます。燕三条の職人技で作られた高品質なカトラリーや調理器具は、旅の記念に購入する方も多く、国内外から多くの人が訪れるイベントに成長しています。

冬の新潟:スキー以外の雪国体験

スキーやスノーボードが目的でない方も、冬の新潟にはたくさんの楽しみが待っています。

瓢湖で白鳥の飛来を見に行く

新潟市の白鳥飛来数は全国1位!ラムサール条約登録湿地でもある阿賀野市の「瓢湖(ひょうこ)」は、昭和29年から続く白鳥の飛来地として全国的に有名です。

毎年11月頃から翌3月頃にかけて、ロシア・シベリア方面から越冬のためにやってくる白鳥たち。湖面に浮かぶ数千羽の白鳥の群れは、雪国の冬ならではの幻想的な光景です。早朝に湖を飛び立つ白鳥の姿は特に美しく、地元カメラマンたちが毎年通い続けるほど。スキーとは全く異なる「雪国の冬」を体感できる、おすすめスポットです。

十日町雪まつりで雪国の文化に触れる

1950年から続く「十日町雪まつり」は、例年2月の第3金曜日〜日曜日の3日間、十日町市で開催される地域密着型のお祭りです。

市民手作りの雪像が街中に展示され、雪上花火が打ち上げられる「雪の芸術展」はこのお祭りの目玉。豪雪地帯ならではの大量の雪を活かした作品の数々に圧倒されます。観光客向けの華やかなイベントというよりも、地域の人々が長年大切に守ってきたアットホームなお祭りで、そのぬくもりが魅力です。

2026年は2月20日(金)〜22日(日)の開催が予定されています。

越後湯沢「ぽんしゅ館」で新潟全蔵の日本酒を飲み比べる

新潟県は日本酒の酒蔵数が日本一!「淡麗辛口」で知られる新潟の地酒は全国にファンが多く、冬に仕込まれた新酒は特に格別です。

そんな新潟の日本酒を手軽に楽しめる施設が、JR越後湯沢駅構内にある「ぽんしゅ館」です。県内すべての酒蔵の代表的な銘柄117種類が揃う「利き酒ギャラリー 越の室」では、500円でリーズナブルに利き酒体験ができます。また、天然温泉に日本酒を入れた「酒風呂 湯の沢」も楽しめるユニークな施設で、スキー後だけでなく、日本酒好きなら単体で訪問する価値があります。

新潟市内なら、今代司酒造など市街地の酒蔵見学もおすすめです。

ぽんしゅ館の概要詳細
場所JR越後湯沢駅構内(新潟駅・長岡駅にも展開)
利き酒ギャラリー117種類・500円で体験可能
酒風呂 湯の沢天然温泉+日本酒、貸しタオル・ロッカー込み
営業時間10:00〜20:00(店舗により異なる)
定休日無休

雪見温泉でゆったりリフレッシュ

スキー場のイメージが強い越後湯沢や妙高エリアですが、温泉も充実しています。積み上がった雪を眺めながら露天風呂に浸かる「雪見温泉」は、雪国ならではの贅沢なひとときです。

月岡温泉(新潟駅から電車とバスでアクセス可)、瀬波温泉、赤倉温泉など、個性豊かな温泉地が県内各地に点在しています。新潟の温泉を巡る旅も、スキー以外の冬の楽しみ方のひとつです。

一年中楽しめる!新潟の絶品グルメ

観光スポットとあわせて外せないのが、新潟のグルメです。

ジャンル代表的なグルメ一言コメント
麺類へぎそば布海苔を使った独特のコシが特徴、割り子で食べるスタイル
B級グルメご当地イタリアン焼きそばにトマトソースをかけたソウルフード(「みかづき」「フレンド」)
海鮮のどぐろ・南蛮エビ・岩ガキ日本海の幸、季節ごとに旬のネタを
日本酒久保田・八海山・越乃寒梅淡麗辛口の代名詞、飲み比べが楽しい
魚沼産コシヒカリ日本一の米どころ、炊き立てで食べてほしい

「ご当地イタリアン」は特に地元民のソウルフード。焼きそばにトマトソースをかけるというユニークなスタイルで、県外の方はほぼ「えっ!?」という反応をします(笑)。長岡市発祥の「フレンド」と新潟市発祥の「みかづき」が二大チェーンで、どちらも地元民に愛されています。

また、新潟の観光グルメ情報を幅広く発信している新潟のハイエンドな情報を集めた公式Xアカウントでは、地元ならではのリアルな情報が随時更新されています。旅の前後にチェックしてみてください!

まとめ

今回は地元民目線で、新潟の春夏秋冬の楽しみ方をまとめました。

  • 春:彌彦神社の歴史と桜、チューリップ畑の花めぐり
  • 夏:笹川流れの透明な海、清津峡のアートトンネル、大地の芸術祭、長岡花火
  • 秋:星峠の棚田の絶景、弥彦公園の紅葉ライトアップ、燕三条の工場見学
  • 冬:瓢湖の白鳥、十日町雪まつり、ぽんしゅ館で日本酒体験、雪見温泉

いかがでしたか?「スキー以外に何もない」なんてとんでもない、新潟には1年中楽しめるコンテンツがあふれています。むしろスキーシーズン以外の方が人が少なく、のんびり旅行できる穴場感があるくらいです(地元民だけの秘密にしておきたかったのですが…)。

まずは気になる季節のスポットを一つでも訪れてみてください。「新潟って、こんなに良いところだったんだ!」と感じてもらえたら、ライターとしてこれ以上うれしいことはありません。旅の計画の際に、この記事がお役に立てれば幸いです。

最終更新日 2026年2月26日 by rcagee

rcagee

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