2012.01.27
時に仕上げを施す前の、素のままの建築の状態が最も美しく見える場合がある。
それは光と影のみの建築で床も壁もコンクリートのまま。
余計なものは何もないからこそより光が強調されている状態。



特に気に入っている写真。
iphoneで何気なく撮った写真だけれども、光が差し込んでいる雰囲気はとても美しい。
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2012.01.26
先日のオープンハウスにて使用していた照明器具について沢山のご質問をいただきました。

この照明器具は、イタリアの
Catellani&Smith社の製品で、数多くの照明器具やインスタレーションを発表しているかなり異色な照明器具メーカー。(こんな企業は日本にはないですね・・・。)作られる器具はまさにアートそのもの。
(以下、Catellani&Smithより画像転載)
Catellani&Smith社のWEBサイトには、
photo galleryが見れます。制作の様子やアートとしての照明が画像で楽しめます。
これらは日本では、
LUMINABELLA(ルミナベッラ)で購入可能です。Catellani&Smith社以外にもFOSCARINI社をはじめ多くの輸入照明器具を販売している輸入照明器具では日本トップブランドです。
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2012.01.15
八千代市にて平屋建てのプロジェクトがスタートします。
敷地が広くプランは随分と悩みましたが、ベストプランをご提案して一発でOK頂きました!
ありがとうございます。
平屋建てのプランはずっとやりたかったプロジェクトなのでうれしいです。
郊外型の平屋住居として設計の際のコンセプトと考えている事がありました。
一つは、建ち姿が美しい事。
平屋でローコストにこだわり過ぎてただの箱をデンと置いたようなプランにはしたくありませんでした。水平ラインを強調したり手前と奥のゾーンで建物の高さを変えています。そして外装の仕上げでもこだわりを見せるつもりです。
二つ目には、プランが機能的であること。
平屋は全て同一のフロアで動線が完結してしまうので、いつも設計している2階建てや3階建ての住宅と明らかに動線が異なります。そして今回はあえて「廊下」という一見無駄なスペースを造り、その場所が「最も気持ちの良い場所」となるように工夫してあります。この廊下からの景色が今から楽しみです。
三つ目には、風景を造り出す事。
これは郊外に建つ住宅だからといって、まわりの景色がいいとは限りません。意外とすぐそばにどこかのハウスメーカーで造ったただの総二階建ての住宅が視界に入ったりするものです。ですから建物の配置を工夫してリビングや寝室からの風景を自らの敷地内で造りだせるように工夫しました。

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2012.01.13
いつもお世話になっている黒皮鉄の
aizaraさんより、新しいBookShelfが届きました。

このBookShelfは、コンクリート躯体の「Pコン」と言われる埋め込みボルトをアンカー利用し棚板を取付できるように設計されております。
このPコン部分は実に強度的にも強く、また300㎜ピッチで綺麗に配置されているため、施工も素人の方でも簡単に取付が出来てしまいます。
また、なにより黒皮鉄という素材は、コンクリート打ち放しの壁に相性抜群です。
▼コンクリート躯体にはこのようにPコンボルトが300㎜ピッチに埋め込まれているため、それを利用して固定する設計です。
(※場所によっては300㎜ピッチではない箇所があります。)
▼取りついた様子。余計なブラケットなど出さずにまさに棚板のみがコンクリート躯体に取りついています。非常にすっきりとしたデザイン。
TVボードカウンターとしても使えそうですね。

▼黒皮鉄の表面材が美しいです。このタイプで、出幅が330㎜あります。


今回はデザインとディティールは高原くんが担当です。
今後、RCageでは、私たちがデザインするコンクリート住宅に合う家具など様々な商品を「RCage Product」としてリリースしていきます。そしてこれらは、RCageの建築にお住まいになっている方以外にもご依頼があれば広く販売して行く予定をしております。また、様々な素材や良い製品を造っているメーカーとのコラボ企画も進行中です。
ぜひお楽しみに!
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2012.01.08
なかなか時間がなく行けなかった
ヴァレリオ・オルジャティ展に行ってきました。

一般の方にはあまりなじみの無い建築家かもしれませんが、ヴァレリオ・オルジャティは1958年スイス生まれ、同じスイス人建築家のピーター・ズントーやヘルツオークなどの次の世代を代表する建築家です。

会場には1/33の真っ白な模型と彼の作品写真を映し出すモニタ、そしてオルジャティが「図像学的自伝」と呼ぶ図版が展示されています。
「図像学的自伝」とは、要するに何にインスピレーションを感じて、この建築が出来上がっているかというものですが、古代の建築や絵画、庭園、インドのミニアチュールと呼ばれる細密画や日本の建築家、篠原一男の住宅作品や、釘を使わずに木材を組み合わせる「腰掛蟻継」と呼ばれる日本の木造住宅の写真もあります。
中にはこれがなんで?こんな建築に!?というものもあります。
▼ロシアのペルミの美術館。この建築はインパクトあります。

▼未実現のプロジェクトらしいですがスイスの建築らしさがあります。
とても綺麗な建築で私好み。

▼赤い壁には模様だらけの建築。閉鎖的に見えますが、
中は思いっきり開放的な庭が配置された建築。

彼の作品は都市部に建っているものよりもいわゆる郊外に(というか森の中がほとんどですが・・・)建っているものが多くあります。
そういった郊外に建つ建築においての、『設計のきっかけ』として様々なものにインスピレーションを受けて建築を構成していっている事ががわかります。
基本的な建築の構成としては、日本の建築家の篠原一男や安藤忠雄といった建築家にかなり影響を受けているような感はありますが、私が面白いと感じるのが、決してその風景に馴染んでいるとは言えないものが多い事。
そして、インパクトはありますが、非常にシンプルな形態や素材使い。
しかしその形態は、ときに不思議なずれを見せます。
少しだけ傾いた柱、フロアごとにずれていく柱、斜めに切り取られた屋根。一列だけ同ピッチではない窓配置。
それらは、内部の空間性や外部の環境から影響を汲み取って反映されたものと明らかに違う、オルジャティ独特の感性によるものだと思います。
建築家として自身の建築作品を通して「何か」を表現するという事の素晴らしさや、ある種の自由さを感じる個展でした。
・・・思わず衝動買い(笑)オルジャティの「ELcroquis」
まだの方はぜひ!1月15日までだそうですよ。
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2011.12.12
建築において「ぬけ」のある空間を持つということはとても贅沢な事であると思う。
例えば、どこまでも視線の伸びる窓、どこまでも高い天井、どこまでも広い床。
空港や駅舎など広い空間や、体育館、そして倉庫などを改装して出来上がったカフェなども同じく「ぬけ」を感じる建物のひとつです。
つまり、その用途に使う建築としては、そこまでの空間は必要ないかもしれないけれど、
その「ぬけ」があるお陰で、とても気持ち良いと感じる感覚。
それが建築空間における「ぬけ」であると思います。
本日ご提案させていただいた都内のある住宅地のお客様。
計画地の前には、立派な樹木が立ち、低層の住宅地のため、空方向にも十分な「ぬけ」がある非常に魅力のある立地。

これは気持ちの良い住宅が出来そうです!
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2011.12.12
RCageの建築は、鉄筋コンクリート壁式構造。
壁式という名前の通り、壁で支えている構造です。
つまり、壁が無いと構造的に成立させることは難しく、設計する際にはよく、
「壁の量が足りません」
「ここの壁は外せません」
「上下の壁の位置を合わせなくてはダメです」
といった、会話がなされます。
壁式構造における「壁」は、設計上の制約が生まれ、本当に自由な設計をしたいとした場合には、ネガティブな制約として存在しがちです。
計画中の千葉の海沿いに建つ住宅。このプロジェクトは、「WALL」という名を付けて今までのプランニングとは別なアプローチで設計を試みました。
▼平面計画はこんな感じ

壁と壁の組み合わせが建築になる。
風景を見ることと遮ること、それらを同時に行いながら、壁でシンプルな建築を造っていく。
▼上のスケッチを建物の外観はこんな感じ

平面計画を考える際に間取りを造っていくというよりは、敷地の中の壁の位置を決めていき、結果として生まれたスペースに室としての用途を与えていくようなそんな感覚でプランをしました。
シンプルでありながら自由度の高い、そんな住宅になりそうな予感。
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2011.12.09
年末ということもあり、RCエイジもなかなかの忙しさです。
気づけばBlog更新の頻度も・・・、うーん頑張って更新しなければ・・・。
そんな忙しい合間の中、先週、今週と進行中の現場へ視察は欠かさず行っております。
柏で建築中のK邸がなかなかの良い出来!
その中でも、RCageでも初めての試みですが、外装材に木板を使用します。
周辺は、吹き付け塗装で塗り固められたロードサイドの商業建築の中で、あえて自然素材の木板を張りこむ事でどのように見えてくるのか。非常に楽しみです。
▼RCageではコンクリート打ち放しの建物が多い中、明らかに斬新な外観になるはずです。

▼材料はレッドシダー材を使用します。現場納品されていました。

木板を張りこんである建築で、私が真っ先に思い浮かぶのが、「
シーランチコンドミニアム」。
シーランチという土地の寒海へ突き出した断崖の上、週末の別荘として作られた巨大な木造建築シーランチ・コンドミニアム。チャールズ・ムーアの設計により、外壁に杉の木を使い、周囲の自然環境に溶け込むよう配慮して作られたエコロジーロッジです。
建築を勉強し始めた頃、自然になじんだ佇まいであるに関わらず、いかにもアメリカのトラディッショナルなデザインではなく、モダンデザインにまとめられた建築には、かっこよさを感じました。


風化した外装材の板張りは、周辺に溶け込みながらも、今でも斬新さを失わないこの建築は明らかに名建築と言えるでしょう。
コンクリートも年数の経過がもたらす風合いを享受できる素材だと思います。
30年、50年経ったあとでも、輝きを失わないような建築が造れたら幸せだと思います。
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2011.12.01
一般的な家造りの場合、床の仕上げ材は、フローリングやタイルなどバリエーションが豊富ですが、壁面や天井面への仕上げ材の選択肢は意外と少ないかも知れません。
それは日本の住宅のほとんど(90%くらいそうじゃないかな)がクロス仕上げである事が原因ではないでしょうか?
ハウスメーカーや工務店で家造りをすると分厚いクロスのカタログを持ってきて、「この中から選んで下さい。」と。
そして、その中で何とか個性を出したいと思って変わった種類を選んだらカラオケボックスみたいになっちゃった。。。みたいな事ってありそうですよね。
現在施工中の物件にて使用予定の、
porter`s paint(ポーターズペイント)のカタログとサンプルが届きました。
とても表情があり、良い雰囲気。
サンプルの板は、塗るとシックなシルバーの金属のような表情になる塗装です。
コスト的には決して安くはないので、アクセントとして壁の一部に使用する予定です。

壁を塗装仕上げにしたり、壁面にタイルを貼ったりするだけで、
室内の雰囲気がガラっと変わります。




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