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美しく古くなるということ

最近、中古住宅やマンションの流通が活発なのか、リフォームのお仕事の話を多くいただきます。

その都度リフォーム対象物件を見に行くのですが、
建物の古くなり方がとても気になります。

古い建物には間違いなく2種類あり、
片方は、古くても不潔感を感じない、むしろ使い込まれている感じが心地よい気になる建物。

一方、築年数はそれほど経っていなくても何となく不潔感を感じてしまう建物。

この違いはどこから来るのか?いつも疑問に思いますが、
色々見ていると、なんとなく仕上げに使っている素材が影響しているのかなとも思います。
最近のいわゆる新建材と呼ばれる表面にプリントした木目が貼られている材料や
クロス貼り仕上げをした壁天井は、年数が経っても、その住み手の味のようなものが
写りこまないような気がします。

また、造られた建築空間そのものによるところも大きいかもしれません。
仕上げ材云々という以前に、造られた空間そのものが素晴らしく気持ちの良い風や光が
入りこむように設計されていれば、そういった外部環境は割と普遍な要素であるため、
気持ちいい空間のまま長く維持できるでしょう。

日本の住宅も単純に耐久性のある素材で造るか、維持メンテンスできるということが
長寿命住宅の焦点になっていることが少しさびしい気がします。
やはり本物の素材で造り、空間的に素晴らしい建物こそが、
人々に「長く残したいと思わせる」住宅になるのではないでしょうか。
いくら構造材やメンテのしやすさにのみ注意を払って設計しても、
新しい住まい手に壊してリフォームしたいと思われてしまう建物であれば、
スクラップ&ビルドの繰り返しは変わらないような気がします。



▼1960年代のアイクラーホームズというアメリカの建売業者で造られた建築。
いまだにビンテージ住宅として住み継がれています。

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▼日本での1960年代の名作「塔の家」

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▼こちらは1950年代 菊竹氏「スカイハウス」


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上の二つは構造がコンクリート構造です。

RCエイジでは、構造体が長持ちするコンクリートで、
しかも空間的にも長持ちさせたいと思わせる建物を造っていきたいと考えています。







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