建物を造るときは、
新しく造成された敷地に建てるか、
今まで建っていた建物を壊して建替えるかのどちらかです。
最近は、建替えの依頼も多くあり、その場合は、現地調査の際に
元々建っている建物をしっかりと眺める機会があります。
その際、2通りの感覚を感じます。
ひとつは、ものすごく時間が経過しているのに、清潔な空気感があり、これから何十年と経っても
今と変わらないだろうな、と思える建物。
(古い神社やお寺に感じる感覚と似ているかもしれません)
もうひとつは、わずか築20年足らずなのに、色々なものが古びれて見えてとても年数相応に見えない建物。不潔さがあったり、デザイン的にも古さを感じてしまう建物。
そして、これからあと何十年はとても持たないだろしもう誰も住みたいと思わないだろうな、と感じてしまう建物。
この差はどこにあるのか・・・?
はっきりと確信できません。
竣工当初の良さが長続きするだけでなく、
時間の経過がその建物をより良いものに変化していく・・・、
そんな建物を造りたいと、現地調査をして古い建物を見るたびに最近感じます。
しかし、時間の経過や使い古されてその人に馴染んでいる物や建築とは
決してデザイナーが意図して生み出せないような気もしています。
なので、コンクリートのような、せめて時間に耐えうる素材を使って建築する事ぐらいはしていきたいと感じています。
▼ヨーロッパの古い街並みは、築200年以上という物件もざらにあり、
年数が経っても古びることはなく、むしろビンテージのワインのように建物も熟成されている感じ。
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